2023年3月9日の指定薬物部会まとめ|カンナビノイド規制情報・対処方法

当ページのリンクには広告が含まれています。

2023年3月9日の指定薬物部会まとめ|カンナビノイド規制情報・対処方法

2023年3月9日の薬事・食品衛生審議会 (指定薬物部会)でのカンナビノイド規制情報・対処方法などをまとめています。

2023年3月9日の指定薬物部会のカンナビノイド関連の規制に関する内容

結論から述べると、カンナビノイド関連での規制が決まったのは以下の3種。

  • デルタ8-THCO(Tetrahydrocannabinol-O-acetate)
    通称名:THC-O-acetate、THC acetate、Δ8 -THC-O、THCO
  • デルタ9-THCO(Delta-9-tetrahydrocannabinol-O-acetate)
    通称名:THC-O-acetate、THC acetate、Δ9 -THC-O、THCO
  • HHCO(Hexahydrocannabinol-O-Acetate)
    通称名:HHC-O-acetate、HHC acetate、HHC-O、HHCO

参考資料:
厚生労働省 官報(2023/3/10)
厚生労働省HP(2023/3/10)

指定薬物部会とは?

指定薬物部会(薬事・食品衛生審議会)は、日本の厚生労働省によって設置され、指定薬物の指定や、指定薬物に関する規制や処罰の方針などを決定することを目的としています。このような会議が開催されることで、指定薬物に関する情報や規制の動向を把握することができます。

厚生労働省:過去の指定薬物部会日程一覧

2023/3/10付けで規制が決まったカンナビノイド3種に関してΔ8,Δ9THC-O・HHC-O

D8-THCO(Tetrahydrocannabinol-O-acetate)とは
通称名:通称はTHC-O-acetate、THC acetate、Δ8-THC-O、THCOなど

THCOは、自然界には存在せず、人工的に作られた合成カンナビノイドの一種であり、強力な覚醒作用や幻覚作用があるとされています。また、先日アメリカのDEAで違法だという見解が示されており、日本でも2023年3月9日に厚生労働省の指定薬物部会にて違法成分として規制されました。

 

Delta-9-tetrahydrocannabinol-O-acetateとは
通称名:THC-O-acetate、THC acetate、Δ9 -THC-O、THCO

THCのアセテート形態の一種で、D8-THCOと同様に合成カンナビノイドの一種です。通常のTHC(Δ9-THC)よりもより強力であるとされ、2023年3月9日に厚生労働省が開催した「指定薬物部会」にて違法成分として規制されました。

 

HHCO(Hexahydrocannabinol-O-Acetate)とは
通称名:HHC-O-acetate、HHC acetate、HHC-O、HHCO

Hexahydrocannabinol-O-Acetate(HHCO)は、THC(テトラヒドロカンナビノール)の水素化形であり、合成カンナビノイドの一種です。HHCOは、THCよりもより高い親油性を持ち、THCよりも安定しているとされています。しかし、HHCOも厚生労働省によって規制されたカンナビノイドの一つです。なお、HHCHやHHCPは規制の対象外となります。

違法・規制対象になるのはいつから?

今回規制が入ったデルタ8-THCO、デルタ9-THCO、HHCOは、2023年3月20日から規制対象になります。それ以降に所持している場合は罰則の対象となってしまいます。

厚生労働大臣は、中枢神経系への作用を有する蓋然性が高く、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれのある物を「指定薬物」として指定する(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第15項)。指定薬物は、製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されている(罰則:3年以下の懲役または300万円以下の罰金。業としての場合は5年以下の懲役または500万円以下の罰金)。

引用:厚生労働省HPより

2023年3月19日中までには、必ずお手元から適切な方法で破棄をしてください。

対象製品のVAPE・エディブル処分方法

規制対象のVAPE・エディブル製品の処分は、ガラスや金属が付属している製品の場合は各自治体の処分方法に準じて破棄をお願い致します。

ポイントとしては自宅のごみ箱に破棄は所持とみなされるため、必ず自宅外のごみ捨て場等で破棄をしておくことです。

今後のカンナビノイド規制に関して

定期的に開催されている薬事・食品衛生審議会 (指定薬物部会)ですが、今回のように規制対象となってから規制施行されるまでの日程がかなり短くなっています。

今回の規制のようにユーザーが知らなかったでは済まされない規制対象になってしまう可能性もまだ残っていますので、今後もカンナビノイド規制に情報収集は欠かさずこれらのリスク管理を行った上での利用をおすすめしています。

タイトルとURLをコピーしました