2023年7月24日の薬事・食品衛生審議会 (指定薬物部会)でのカンナビノイド規制情報・対処方法などをまとめています。
2023年7月24日の指定薬物部会のカンナビノイド関連の規制に関する内容
結論から述べると、カンナビノイド関連での規制が決まったのは以下のカンナビノイド。
- デルタ8-THCH(tetrahydrocannabihexol)
通称名:THC-H - デルタ9-THCH(tetrahydrocannabihexol)
通称名:THC-H
参考資料:
厚生労働省 官報(2023/7/25)
指定薬物部会とは?
指定薬物部会(薬事・食品衛生審議会)は、日本の厚生労働省によって設置され、指定薬物の指定や、指定薬物に関する規制や処罰の方針などを決定することを目的としています。このような会議が開催されることで、指定薬物に関する情報や規制の動向を把握することができます。
2023/7/24付けで規制が決まったカンナビノイドはTHC-H
THC-Hは正式名称:テトラヒドロカンナビヘキソール(tetrahydrocannabihexol)
8月4日よりTHCHの所持・使用・販売は違法となります。
違法・規制対象になるのはいつから?
今回規制が入ったデルタ8-THCH、デルタ9-THCHは、2023年8月4日から規制対象になります。それ以降に所持している場合は罰則の対象となってしまいます。
厚生労働大臣は、中枢神経系への作用を有する蓋然性が高く、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれのある物を「指定薬物」として指定する(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第15項)。指定薬物は、製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されている(罰則:3年以下の懲役または300万円以下の罰金。業としての場合は5年以下の懲役または500万円以下の罰金)。
引用:厚生労働省HPより
2023年8月3日中までには、必ずお手元から適切な方法で破棄をしてください。
対象製品のVAPE・エディブル処分方法
規制対象のVAPE・エディブル製品の処分は、ガラスや金属が付属している製品の場合は各自治体の処分方法に準じて破棄をお願い致します。
ポイントとしては自宅のごみ箱に破棄は所持とみなされるため、必ず自宅外のごみ捨て場等で破棄をしておくことです。
今後のカンナビノイド規制に関して
定期的に開催されている薬事・食品衛生審議会 (指定薬物部会)ですが、今回のように規制対象となってから規制施行されるまでの日程がかなり短くなっています。
今回の規制のようにユーザーが知らなかったでは済まされない規制対象になってしまう可能性もまだ残っていますので、今後もカンナビノイド規制に情報収集は欠かさずこれらのリスク管理を行った上での利用をおすすめしています。